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「ついカーっとなって殺しました」

三連休初日にこのタイトル、物騒だか?笑
 
数年前まではテレビのニュースやワイドショーが大好きだった私。

ある時からパッタリと観るのをやめました。

ニュース大好きだった頃よく、

「カーっとなって殺しました」

を耳にした。

「人って、そんな一瞬の感情だけで人を殺すんだ~」

 
私は14年前に母をガンで亡くしている。

母は、私のじーちゃん(父の父)のことが好きではなかった。

「おじいちゃんと仲は良くないけど、お父さん(私の父)の理解があったからやってこれた」

と、いつか母からもらった手紙に書いてあった。

 
じーちゃんが私の家に来るとき、

玄関のピンポンも鳴らさず家の中に入ってくることを嫌悪していた母。

家に入ってきたら入ってきたで、母にお金の要求。

その場面を私は何百回も見てきた。

その場面の母は決まって声のトーンが低くなり、一瞬で超不機嫌に。

 
だから「私も」じーちゃんが大嫌いだった。

「そんなに人に迷惑かけて、いつまで生きるつもりなんだず!?」

と本気で思った。

 
母がガンになったのも、

じーちゃんによるストレスが大きかったからだと思った。

もうすぐ死んでしまう母を前に大泣きしているじーちゃんを、

私は冷ややかな目で見た。

「お前のせいだ。」

 
そして母が亡くなり、

それでもじーちゃんは「金がないから金くれ。」と私の家に来る。

 
ある日、じーちゃんがうちに来ていつものようにお金の要求。

のんきにソファーに座り、私に背を向けて座っている。

私はあまりにも悔しいのと怒りで、

生まれて初めて人を殺したい衝動に駆られた。

私は背中を向けているじーちゃんを見ながら、声を殺しながら泣いた。

でも頭の中は冷静で、

「あ、人ってこういう時にカっとなって殺すんだ」

 
カっとなっては、その一瞬だけの気の迷いではなく、

長い間ずっと溜め込んできたものがあり、

それが限界を超える・超えたときにそうなることがわかった気がした。

 
それから数年後に私はカウンセリングと出会い、

「私は私の人生を生きているようで生きていなかった」

という衝撃的な事実を知ることに 笑

 

完全に「母の意識」で私は生きていました。

しかも母が亡くなってからもずっと無意識で。

私は、お母さんフィルターを通して全てを見ていました。

肉体は私で、中身(意識)は母。

あれ?私は一体どこに行った?

 
それから私はカウンセリングの勉強を始め、

「全ては自分の中にある」ことを知り、

少しずつ私自身を知っていくことになります。

それと同時に少しずつ「お母さんフィルター」を外していくことに・・・。

 
ある日の夜、

私は買い物へ行こうと歩いていました。

なんの前触れもなく、突然その瞬間がやってきた。

「あれー!!!???私、じーちゃんのこと大好きだったんじゃーん!!!」

なにそれ 笑

 
殺したいほどあんなに憎み大嫌いだったのに、

あれ?

 
あれ?

あー。
 

私、母を守りたかっただけなんだ・・・

私、ずっと母の味方でいたかっただけなんだ・・・

母と一緒じゃなきゃいけないと思ってたんだ・・・

母が大嫌いな人は、私も大嫌いにならないといけないと思ってた(無意識)・・・

じゃないと私が母から嫌われると無意識で思い込んでいたから。

 
少しずつお母さんフィルターが外れていき、

私が私自身を意識しだしたら、

心の一番奥底に追いやっていた「本音」がようやく出てきてくれました。

 
「私はじーちゃんのことが大好き」
 
 

今までと真逆の想いですからね~笑

じじーが生きてる間に気づいて良かった!

もちろん今でもじーちゃんと大ゲンカしますよ。

97歳でもムカつくものはムカつく 笑

 
私とお母さんは「別の人間」。

でもほとんどの人(もちろん私も)は、

そこに気づかず、

「自分の意識」と「お母さんの意識」をごちゃまぜにしています。(無意識で)

それが良い悪いではなく、

もし今、

なんとなく満たされない

生きているようで生きている実感が得られない

「人生こんなもんでしょ」で片付けてしまう

そう思ったことがある人は、

そろそろ本当の「親離れ」(物理的なものではなく、意識の上でのこと)のタイミング。

あなたはあなたの人生を生きていますか?

 
カラーボトルセラピスト/心理カウンセラー 中井亜紀

*この写真は、母の病気発覚直前に行ったニューヨーク。母と行った最後の旅行。
この時すでに母は身体の異変に気づいていたけど、留学していた息子(私の弟)の卒業式にどうしても出席したいという強い思いから、父以外には異変のことを言っていなかった。
入院・手術でニューヨークに行くことを諦めるよりも、行きたいところを優先した母は、やっぱり私の母だ。

 

 

 

 

コメント

    • カオリン
    • 2017年 7月 15日

    深い話!
    なるほどー
    人は目に見えない所で色んな思いを抱えてるんですね

      • aki-nakai
      • 2017年 7月 15日

      カオリンさん♡本当にねー。
      渦中にいる時の気分は最悪だけど、あの経験も栄養だったとわかる時って来るんですね。

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