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きっと母はクドカンのファンだった

16年前に他界した私の母は、私よりも先に「クドカン」のドラマのファンだった。脚本家の宮藤官九郎さん。今では私も大好きなクドカン。ドラマは全部観た!今は毎週『いだてん』を楽しみにしています。
 
2000年(←こう改めて書くと未来っぽい)6月下旬から私はカナダに短期語学留学に行くことになっていた。それまで留学費用を貯めるため、夜は焼肉屋さんでアルバイト。夜、バイトから帰ってくると、なにやらちょっと怖めな若者たちがたくさん出ているドラマを母は毎週観ていた。なぜ観ていたかというとドラマの舞台が「池袋」だったからだと思う。母は東京・巣鴨の出身。当時、私は『池袋ウエストゲートパーク』もクドカンのことも知らなかった。
  
アルバイトから疲れて帰ってくると、母はおもしろそうにそのドラマを観ていた。仕事をしながらや、アイロンをかけながら。私は何がおもしろいのかさっぱりわからず笑
 
そんな私は、V6の岡田くん目当てで観始めた、2002年『木更津キャッツアイ』でクドカンにドハマり。
  
その年の6月、母に乳がんが見つかる。それから1年ちょっとの闘病生活。先生から余命2年と言われたけど、それを母には伝えなかった。でも母が亡くなった直後に先生から聞いた話では、どうやら母は余命のことにも気づいていたらしい。母が生きている間、私たち家族はなるべく「普通」に過ごしていた。もちろん入院中はお見舞いに毎日行き、母に負担をかけないようにしながらの普通の生活。だから私は母が亡くなる数日前まで、焼肉屋さんでアルバイトを続けた。(帰国してからまた同じお店で働かせてもらえた)
 
2003年、毎週土曜日の夜、焼肉屋さんでアルバイトを終え家に帰ると、今度は母が変なドラマを観て笑っていた。私が家に着くのが、ちょうど『ぼくの魔法使い』が終わる時間。古田新太と篠原涼子が入れ替わるドラマで、これもクドカン。闘病中の母が笑っていたことが嬉しかった。その母を見て安心した。
 
それから約2か月後に、母は亡くなった。
 
母が亡くなった翌月から『マンハッタンラブストーリー』が始まり、これは母の看病のために一時帰国していた弟と一緒に観ていた。二人で最終回を超楽しみにして、一緒に観たような気がする。
 
母が生きているときに、一緒にドラマ観ていればよかったなー。その頃、「お母さんはずいぶん変わったドラマを観るんだな」としか思わなかったもんな笑
 
まさか母が観ていたドラマが、こんなにおもしろいとは思わなかった!笑
今では「グループ魂」のライブに行くほど、クドカンや大人計画が大好きです笑

 

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