すっかり夜型の私です。

小学生低学年の頃までは

夜９時までに眠れないと「眠れない～」と泣きながら茶の間にいる母のところへ行った。

「９時までに寝ないとだめ」という規則が自分の中にあって、

時計が９時を過ぎても眠れない私は「なんで眠れないの！？」とさらに自分を追い込んでいた。

日曜日の夜が多かったのかな。

眠れない夜は。

確か日曜日の夜９時から時々『裸の大将』がテレビでやっていて

眠れない→泣く→裸の大将→泣きながら観る

だったので、子どもの頃『裸の大将』はちょっとしたトラウマでした。

「温かい牛乳を飲むと眠れる」と母に言われたので

温かい牛乳は好きじゃなかったけどそれを信じて泣きながら飲んだりもした。

「眠れないよ～」とべそをかきながら母のところに行くと

「眠れないなんてうらやましい。お母さんはいつだって寝られるよ」

と『野に咲く♪花のよぉに♪』のテレビを観ながら言ってた。

今では母が言っていたことがよくわかる。

いつでも眠れる。

だいたい眠たい。

なんでこのことを思い出したんだろう。

時々何の前触れもなく

突然

「母の不在」が私を直撃してくる。

でももう我慢しないんだ。

泣きたくなったら泣くんだ。

眠たくなったら寝るんだ。

自分の感情をここまで出せるようになったんだよ。

お母さん。