今年の「父の日」のプレゼントは

カード（文字を書くほうのカード）と診察代。

ちょっと早めに父の日プレゼントをしました。

父の身体のとある数値が上がってしまい

専門の病院に行って診てもらってほしいということで診察代。

封筒にカードと診察代を入れ

父が仕事から帰ってきたら見てくれるように

テーブルの上に置いた。

次の日の朝、

「おはよう」と私が起きたら

あんなに病院に行くのを渋っていた父が

「さ～て病院に行ってくるかな」

と遠足に行く少年のようになぜかウキウキして見えた。

時は戻って

カードを書いている私。

カードに素直な気持ちを綴ろうとするも

カードを前に硬直＆悪戦苦闘。

いつも心の中で思っていても口に出せず、

言わないから伝わってないのに「何でわからないの！？」と逆ギレしたり。

意を決して書いた最初の一言

「大好きなお父さんへ」

この一言を書くのにどれだけ時間がかかったことか。

でも素直に伝えると

そのまま相手に通じるんですね。

すごいなー。

そしたらそのまま父は受け取ってくれて

それがウキウキ遠足少年になってたんでしょうね。

言葉で伝えるって誰にでもできるはずなのに

私みたいに考えこんでしまったり

日本人気質で言わなくても通じるだろうと思ってしまったり

簡単なようで簡単じゃない。

でもすごい効果。

実証済み。

私は家の中で「お母さん」的存在になっていて

みんなの面倒を見たり、

猛烈にアドバイスしたり、

なんでできないの！言わないの！と怒ったり

いろいろしてきましたが

「ちょっと待てよ」と意識を「娘である私」に戻してみた。

それでこの間も自分の仕事について今後の展開を相談してみた。

最近やっとそういう相談をできるようになった私。

父の背筋が一瞬でピン！となった気がした。

もっと頼っていいんだ～。

もっと娘として甘えていいんだ～。

今頃気づく。

いや、気づいて良かった。

人生の先輩でもあり

仕事の先輩でもある父のアドバイスは

やはり的確だった。

ご近所弟一家からはシャツをもらい

きれいにハンガーにかけ父は眺めていた。

アメリカ弟からは電話をもらい

こちらもうれしそうだった。

想いが循環するって気持ちがいいですね。

それで今日はその病院に行って検査したら

数値が少し改善してたそうです。

ますますウキウキで帰ってきた父。