女性専用セラピールーム翠雨-suiu-は

去年の冬にひっそりとオープンして

もうすぐ１年になろうとしています。

初めてのクライアントさんをお迎えすると決まったときに

１０日間かけて記憶がなくなるほどの大掃除。

あの大掃除があるから今がある！

オープン当初から

ご自分のタイミングで何度かいらっしゃってるクライアントさん。

セッションの回数を重ねるたびに

日常で出てくるご自分の気持ちを大切にされている様子でした。

今日もご自分でお話しされていくうちに

どんどんご自分の気持ちに気づかれていく姿がとても美しく

「人ってこうしてよりその人になっていくんだ」

と感動しました。

すげー！すげー！

文才がなくてすみません　笑

自分の気持ちや感情に意識を向けていくと

「揺さぶられる」ことが多くなります。

それは自然なことです。

私もそうです。

今までは「見ないふり」「気づかないふり」をして

自分の本心を頑丈な箱に閉まってさらに何重にも鍵をかけていたかもしれません。

そこまでして「なかったこと」にしていたものに目を向けるのですから

今まで通りにするほうが難しいと思います。

揺さぶられてもオッケーです。

その奥に自分が大切にしてきた想いが隠れているかもしれません。

そんな私も

ちょっとしたことにイラっとしたり噴火寸前になったりもよくあります・・・

昨日山のおじいちゃんにご飯を届けに行ったとき雨が降っていました。

車から降りるときに傘を差して家に向かおうとしたら

おじいちゃんが上着も着ないで傘を差し、

私が子どもの頃に使っていたと思われるボロボロになった子供用の赤い傘を持ち、

私を待っていてくれたようでした。

うれしかったのに

「この（赤い）傘使えるの？」と悪態をついてしまい、

寒いのに薄着でいるおじいちゃんになぜか（心配してですね・・・）ムカつき、

「ありがとう」も言わずにそのまま歩いてしまいました。

おじいちゃんの優しさを素直に受け取れない私。

瞬間的に昔の感情がよみがえって敵対視してしまう私。

帰りの車の中ではもちろん落ち込みました。

「ありがとう」って言えなかった自分をまた責めました。

家に帰ってしばらくしてから

「ご飯食べた？体調大丈夫？・・・今日は傘用意しててくれてありがとう」

とおじいちゃんに電話で伝えました。

言えて良かった。

今日は食欲ないって言ってたけど

ゆっくり休んで明日はまた元気になってくれてるといいな。

いつかの秋の味覚。