今月、身内が亡くなりました、というご報告を数件いただきました。
つい先ほども学生時代の友人からメールがあり、
「私の体験談で、もし気持ちが少しでも和らぐのなら、書いてみようかな」
と思い、今からブログに書きます。
私の母は平成15年に亡くなりました。
身体も丈夫で風邪をひいたこともあったのかなかったのかという母に、
平成14年末期の乳ガンが見つかりました。
その報告を聞いたとき、私はもちろん嘘だと思いたかったし、信じたくなかった。
「あんなに丈夫なお母さんがガンになんてなるはずない」
でも予兆はあったのです。
乳ガンが発覚する少し前に、私は母とニューヨークに行きました。
一番下の弟の大学の卒業式に出席するため。
母の自慢は「子ども3人の卒業式に出られたこと」でした。
その時は本当に自慢げで笑顔の母だったなー。
私さいたま、上の弟東京、下の弟ニューヨーク
と山形から気軽に卒業式に出席できる距離ではありません。
でも母は来たのです 笑
そういうのが好きな人でした。
で、ニューヨークに行ったときに体調がイマイチっぽかったのです。
でも私はせっかくニューヨークに来たのに、なんで体調なんて悪くなるの!と
思っていた気がします・・・。あーあ、書いてて落ち込む。
母は確かニューヨークに行く前に、自分で乳ガンかもと思っていたはずです。
でもどうしても息子の卒業式に出たいからと、私たちに体調のことは何も言わずに、
病院へは帰国してから行ったような。
そしてやっぱり乳ガン発覚。
乳ガンだったら手術すればきっと大丈夫だろうと、母も家族も思っていました。
思いたかったです。
いざ、手術したらガンは5cmぐらいの大きさでリンパにも転移していて、
手術では全部取りきれないと、手術後に先生から、父と私が説明を受けました。
この時点で先生から余命を聞いたような気がしますが、
母には伝えないことにしました。
この時点で余命2年と言われました。
「うちのお母さんがそんなわけあるわけねーだろ!!!
てめーそれでも医者か!!!お前のことなんて信じない!!!」
と心の中では暴言吐きまくっていました。
先生の言うことなんて絶対に信じない。絶対に嘘だと思いたかった。
集中治療室で意識朦朧としながらも会話をしようとする母を見たとき、
私は涙が止まりませんでした。
でも母に泣いているところを絶対にばれないようにするため、
鼻水がたれてもすすらず流しっぱなし。
とにかく、母の前では泣いてはいけない!と決めました。
父と私、それぞれ自転車で来たので自転車で一緒に家に帰ったのですが、
私は自転車をこぎながらもずっと泣いていました。
涙が止まらないのです。
普通に道路を走るわけですが、人の目なんて気にしてられませんでした。
そのあと、父は仕事に行ったのですが、家に帰ってきたときに笑顔で
「何も食べてないかと思って。」
と鶏肉の甘辛から揚げみたいなものを買ってきてくれました。
お父さんだって辛かったろうに、娘を思う精一杯の笑顔だったのかと今思います。
私は自転車で帰ってきてからずっと泣きっぱなして、
次の日の朝、殴られたぐらい目がパンパンに腫れて、
目を開けるのもやっとでした。
この日ほど泣いた日は、後にも先にもありません。
次の日、父が先にお見舞いに行って帰ってきたら
「お母さん、もう歩いてリハビリしてたよ」
と言うので私も嬉しくて急いでお見舞いに行ったような記憶があります。
いつもの元気なお母さんだと思いました。その時は。
でも結局、放射線、抗がん剤治療、入退院を繰り返し、
手術後に先生が言っていた余命2年よりも早く、
母は亡くなりました。
病院で亡くなっていろいろ手続きやら片付けやらしているときに、
主治医の先生から私たち家族が呼ばれました。
「齋藤さんが、『先生、私60歳までは生きられますか?』と私に聞いてこられてね。
たぶん、ご自分でも余命のことはわかっていたのだと思います。」
というようなことをお話ししてくださいました。
今思えばすごく良い先生でした。
先生、あの時、心の中で暴言吐いてすみませんでした。
しかも60歳って、たかだか6年後とかだったのに。
遠慮気味だな、お母さん。
その後の、お葬式やらなんやらで悲しむ暇もありませんでした。
いや、忙しくしてとにかく気を紛らわせたかった。
そうでもしないと自分がどうなるかわからなかったから。
それから丸11年が経ちました。
この11年、いろいろありました。
いろいろあったけど、母がいないことも日常になってきました。
あんなに早くお母さんが死んじゃって、私の人生どうなるの?
と最初は不安だらけでしたが、
今?
超楽しい~笑
今の私の日々は前回のブログにあるようなかんじです。
で、
何が書きたかったんだっけ?
えー、そう、大切な人が亡くなったら。
亡くなった人に心配かけないように、迷惑かけないようにと思う必要一切なーし。
おおいに心配かけて、迷惑かけて、困ったときの〇〇頼み(私の場合、お母さん頼み)を
してください。
あんまり悲しむと、亡くなった人が心配すると悪いから・・・と私も思っていましたが、
たくさん泣いて、たくさん悲しんで、たくさん落ち込んで、
たくさん「会いたいよー」と思ってください。
時間とともに、少しずつ涙も哀しみも喪失感も「薄れて」いきます。
けっしてなくなることはありませんが、薄れていきます。
ただ時々、発作のように「会いたいよー!」と泣きたくなるときも出てきます。
その時はたくさん泣けばいい。
私もそう。
で、絶望的な毎日を送るのかとも想像しちゃいますが、
私の場合、さっきも書きましたが、
超楽しい 笑
母がいないことが楽しいのではなく、
自分の人生が充実してきたということ。
もちろん、朝起きて「お母さんおはようございます♪」
寝る時は「今日も一日ありがとう」と母に伝えています。
困ったときは「おかあさーん!助けてよー!」と言っています 笑
一つだけ大事なことは、
「(死を)乗り越えようとしなくてもいい」
ってことだけです。
乗り越えなくても、生きていけます。
乗り越えなくても、充実した人生を送れます。
乗り越えてどうにかなるものでもないし、いいんです。
「亡くなった人が心配するから泣かないの」
「亡くなった人のためにも、笑ってね。乗り越えてね」
とか言ったの誰だよ 笑
大丈夫。
亡くなった人は、
亡くなってからのほうがよりそばにいて守ってくれるから。
泣いてても笑ってても怒ってても悲しんでても、
いつもそっと見守ってくれている存在になるから。
今は悲しくて寂しくて涙がいっぱい出ても大丈夫だよ。
いっぱいいっぱい泣きなね。
経験者は語る。でした。
経験者が言うから間違いないです。
またまた超大作になってしまったため、
書いたものを読み返さないでアップします。
誤字脱字があっても大丈夫ー!!!
誤字脱字があったらニュアンスで読んでね 笑

誕生日にこんなにかわいいお花をもらったー♡
私のイメージだそうです♡
あと、冬場は月一ぐらいのお水でいい植物ももらった♡
私にピッタリ 笑
ありがとう!
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