『思い込み』書き換え・マンツーマン講座受講生さんからのご質問で、「亜紀さんは、どうやってやりたいことを見つけたんですか？」
　
　
「カウンセラーになったのも『流れ』でした。そのいい流れを作るためには、『自分を知る』という作業が土台になります。」
　　
　
振り返ると、私は子どもの頃から特にやりたいことも人生の目標もなかった。一つ上の先輩が「私の高校、すごくいいから亜紀ちゃんもおいでよ！」わかった！そこにしよう！次は大学受験。教育系を選ぶ友達が多かったので、じゃあ私も！母からも「亜紀は、近所の小さい子と遊ぶのが上手ね。」と言われていたから幼稚園の先生だな！しかし、3週間の教育実習で私には不向きなことを知る（免許は取った）。ゼミの教授が「これからの時代はパソコンと英語ができないと、現代の野蛮人になる。」って言ってたぞ！会社員になればタダでパソコン教えてもらえる！幼稚園の先生にはならずに、東京で2年間の会社員生活を経て、1年間山形でアルバイトをしお金を貯め、カナダへ短期語学留学（8か月）。帰国後、またお金貯めて海外へ！と思っていたら、母が病気になったため母がやっていた父の会社の事務仕事を手伝う。1年半後母が亡くなったため、そのまま事務の仕事を引き継ぐ（数年間、喫茶店のアルバイトも掛け持ち）。当時付き合っていた人と婚約したけど大きな揉め事があり、精神的に病んでいた私を心配した友人が「仙台に霊視できる人がいるから行こう！」そこで言われたのが、「この結婚を止めているのは亡くなった亜紀さんのお母さんですよ。」えーん！お母さーん！「別れるなら、今すぐではなく半年後に別れたほうがいいですね。」はい！わかりました！半年間モヤモヤしながら付き合い、霊視の日から半年後に別れ話をして別れることに。「もう私、あの霊視の人がいないと生きていけない！」何をするにも「これでいいですか？大丈夫ですか？」をその方に聞きに行く依存っぷり。「亜紀さんは日本的な習い事をしたほうがいいですね。」わかりました！私は一気に、書道・茶道・陶芸教室へ通うことに（今はどれもやっていません）。そして今度は、その方がスピリチュアルの勉強会を始めたのでもちろん参加。「ふむふむ。欲なんて持ってはいけないのか。とにかく地球に優しい生活をしていかないとダメなんだな。ふむふむ。いい人であらねばいけないのね。」月一の勉強会でしたが、行けば行くほど私の邪悪な心を読まれそうで怖くなり「（とにかく無心無心！私のどす黒さがバレたらきっと破門だ！）」数ヶ月通ったところで「いい人であらねば」がきつくなり、ついに私はそこをやめた。やめてからも「呪いをかけられたらどうしよう！？」しばらく本気で怖かった。　
　　
　
改めて文章にしてみると、かなりヤバいだろ私　笑　
ずっと自分のようで半分自分ではなかった感覚。周りの意見が最優先。きわめつけは、どっぷり依存。「私の考えは間違えているし、失敗したくなし、言う通りにしますんでどうしたらいいか教えてください！」かなりヤバめ　笑
　　
　
その後、私はカウンセリングと出会い、カウンセラーになるつもりがなかった私がいつの間にかカウンセラーとして14年活動しています。カウンセラーとしての私の才能を見抜いてくださった先生方と、山形でカウンセリングを始めるきっかけを作ってくれた友人のおかげでもあります。お客様が元気になってお帰りになることが、本当にうれしい。
　

　
最初に書いたように、カウンセリングを通して「私を知っていく」ことをひたすらやっていきました。「私を知る」ということは、「私の感情を感じていく」ということ。喜怒哀楽全部。私は感情に蓋をしてきたので、その蓋を開ける作業を時間をかけながら。そこからようやく、「私はこれが好き、これが嫌い、これやってみたい、これは合わない」がわかってきました。
　
　
それだけで、いつの間にか「いい流れ」ができ、それに乗ったかんじです。最近始めたカメラもそう。「こうなりたい」という目標もあります。まだ恥ずかしいから言わない。
　
　　
「自分の好きがわからない」「何が得意かわからない」「私に才能ってあるのかな」そう思っている人は、まず「自分を知る」ことから始めよう。それさえやっていけば、あとはいい流れが勝手にできます。
　
　
あんなにヤバかった私が変われたんだから、誰でも変われる。
　　
　
　
　
　
暗闇から光に向かっていくような写真があった。駐車場から出るところ。