こんにちは。心理カウンセラー・中井亜紀です。アメブロも書いてます。
弁護士さんたちのある記者会見をYouTubeで観ました。2時間半ほどある内容ですが、私はこれを観て他人事ではなく私も「何か・誰かの信者」になっていたかもしれないと思いました。実際に霊能者に依存したこともあります。
母が闘病中、新聞広告に入っていたある鑑定に行き、途中で「これはおかしい」と思い悔しくて泣きながら帰ってきたこともあります。
今日はその話を。
平成15年に母は亡くなりました。悪性中の悪性の乳ガンで、手術をした時点で余命2年と告げられました。その日は人生で一番泣いた日。泣きすぎて、次の日は顔が腫れて変形していたほど。そんなある日、私は新聞に入っていたその鑑定の広告を見て「この金額だったら払える」。これで母の病気が良くなるのならと、藁をもすがる思いでその会場へ行きました。
受付係の年配の男性と鑑定する男性。鑑定料2,000円(か3,000円)を払いました。そしたら、もっと詳しく見るためには2万円(か3万円)必要だと言われ、「それならまだ払える!それでお母さんが助かるなら!」その足でお金をおろしに行き、またすぐに見てもらいました。
でもこれで終わらなかった。さらに私の場合、毎日お供え物をするのに一日いくらで何日間やらなくてはいけないから60~70万円かかると言われ、「は!?」それを聞いたときに私の中で何かがブチっ!と切れ、「そんなお金ありません!もういいです!」と悔しくて泣きながら帰ったのです。騙された自分自身に対しても悔しかった。でもあそこで帰る選択をした私、よくやった。
インターネットで調べたら『〇〇(私が行った鑑定)による霊感商法の実態』という弁護士さんのページもありました。
母には余命のことを伝えていなかったので(本人はわかっていたようでしたが)、母の前ではいつもと同じように振舞い、でも母が死んでしまうかもしれないという恐怖と不安が常にあり、私の精神状態はけっして正常ではなかったのだと思います。だから気持ちが弱っているときに、「これでこの状況が良くなるのなら・・・」と何かにすがったり依存してしまうのもよくわかります。
だって良くしたいもん。助けたいし、助かりたい。苦しい毎日から抜け出したい。もう解放されたい。
もしあの時、お供え物のお金がもっと安かったら私は払っていたかもしれません。そしてもっとお金を払い続け、「払えなくなったときに悪いことが起きたらどうしよう」という恐怖に支配されていたかもしれません。
ちょうどその時期の私は自分では何も決められずに、手相の占い師さんに「旅行に行っても大丈夫ですか?」と聞きにいったほど。当時を振り返るとあの時の私ヤバいと思えますが、渦中にいるとき、それはそれで毎日必死だったことも確か。
私にもそんな時代がありましたが、今はこうして元気に楽しく過ごしています。昨日の楽しかったこと。
私を含め現代人は、「感じる力」「思考する力」が弱っていると思います。自分の身を守るためにも、この二つを取り戻そう。
自分が今何を感じているか、五感をフル活用させているか、自分の頭で考えているか、自分の意志や意見を持っているか。
自分自身を取り戻していこう♪
写真は夕暮れ時の畑。土の匂いっていいですね。
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