なんの前触れもなく、亡くなった母（16年前に他界）のことを思い出すことがある。昨日はインターネットで見かけた、紙粘土で作った人形を見て、「そういえばお母さんも、確かこういう人形作ってたなー。」。今日はラ・フランスを見て、「そういえばお母さん、ラ・フランスと生クリームでアイスを作ってたなー。」
　
母が亡くなって数年は、しんどかった。シャワーを浴びながら声を出して泣いたこともあった。今はふとした時に思い出す。思い出しても涙を流すことはなくなった。母には少し申し訳ない気もするけど、10年ちょっと前に死んでしまった犬のメイちゃんのことを思い出すと今でも涙が出る　笑
　
母が亡くなった年齢に近いお客様も、私のカウンセリングに来てくださる。「お母さんはこんなに若くして死んじゃったのか!?」不思議な気分。こんなに若かったらもっとやりたいことや行きたいところもあったろうにと思うけど、どう思っていたかは母にしかわからない。
　　
苦労をしてきた母なので（私にはそう見えた）、カウンセリングを知る前の私は無意識で「私もお母さんぐらい、いやお母さん以上に苦労しなくては！」と思っていたからおそろしい　笑
母よりしあわせになるなんて自分で許せなかった。
　
なので、「思い通り」に私は苦労したり問題だらけの現実を生きていたわけです。カウンセリングと出会う前までは。
　
そこに気づかなかったら、今の私はもちろんいないし、今でも率先して苦労していたでしょう。苦労が悪いわけではないけど、私はもうそれには飽きた！笑
　
苦労することに慣れている私にとって、「自由」「楽しむ」「しあわせ」は何よりも難易度が高かった・・・。でも少しずつ練習しながら、少しずつできるようになってきたのです（こう見えて）。
　　
　
そんなことを思った満月の夜。（←インターネットで今知った　笑）
 
写真は、母と私。